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道しるべ

4/6 フレッシュマン

毎年4月は、年度の替わわり目、新入学シーズンであり、また新社会人が世間にデビューする月でもあり、いかにも桜満開の季節に相応しい初々しい爽やかな時節です。
  
ただ最近、少しショッキングな記事が目に留まりました、すなわち、このところ若い世代の間では「会社嫌い」、さらには「労働嫌い」の思想が広まっている、、というのです。
 
なんでも、「労働というのは、ストレスと時間とをお金に換えている」というような考え方があって、労働に対するネガティブな価値観が急速に広がっているとのことの様です。
 
一生懸命働いても報われない、どうせ時給で働いているだけだ。だったら、働きたい時間だけ働けばいいや、、というような風潮と言います。

おそらくそうなる原因は、今まで仕事で「面白かった」という経験がない、もしくは実感を得れないないままに過ごしてしまい、仕事(労働)が歓びとか充足感をもたらすものと考えれないからなのでしょう、単に生活費を得るための方法論となってしまっているのかも知れません。
 
第一、「労働」という言葉も、「苦労して働く」などのネガティブなイメージを彷彿させ、これも余計にマイナス材料でしょうか。
 
また、違う角度で言えば、仕事嫌いは、実は(今勤めている)会社嫌いがそうさせているとの見方です。
 
この件についての、興味深い話の1つですが、あるアンケート調査で、日本・中国・ドイツ・イギリス・アメリカなど各国の就業者に「あなたの会社を好きですか」という統計を取った時に、「好きじゃない」!という割合はいつも日本がトップだったそうで、逆に、アメリカや中国は8割の人が大好きだと言います。
 
意外な気もしますが、アメリカや中国では会社が嫌なら直ぐに辞めたり、或は辞めさせられ、結果、今働いている会社は、ある程度気に入って働いている人が多いから、というのがその理由との事で、確かになる程なと頷けます。
 
一方、日本の現状は「雇用規制」などでの雇用の流動性が少なく、例え嫌でも中々思い切って転職などがやり難いとか、そうなる理由も仕方ないかも知れません。
 
しかし、自分で決断して今の会社にいるのに、働かされているという受動的な意識が強い社員やそうなりがちな制度にも責任があるでしょうが、受ける側として、社員を主体的に働くのではなく受動的に働く人としてしか認識しない企業があれば、その方も問題でしょう。
 
「自分たちが社会の中でどのような価値を生み出していくのか、そのために社員とどうコミュニケーションをとっていくのかということを真剣に考えている会社はまだまだ少ない」というのが現状の様です。
 
どちらが悪いとかの話ではなく、本来、市場で評価される=利益を上げ続けられる「良い会社」とは、便利で生活し易く、更には楽しくてワクワクさせてくれるものを生み出してくれる、つまり世の中を良くしてくれるもののはずで、そのためには「鶏か卵」ではないですが、やはり会社がそのリードを取って行く必要があると思います。
 
すなわち「自分たちが社会の中でどのような価値を生み出すのか、そのために社員とどうコミュニケーションをとるのか」が、キーポイントでしょう。
2012-04-06 12:24:58 | RSS