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道しるべ

4/2 事業なくして人成り難がたし

「金を残すは下、事業を残すは中、人を残すは上。されど金無くして事業なり難し、事業無くして人なり難たし」
 
これは、先日紹介した「てんびんの詩」で取り上げられていた言葉ですが、大正・昭和期の著名な政治家:後藤新平の遺訓とされる台詞を元に、後半部分が後に添えられた言葉の様です。

それはさりとて、この言葉は、確かに「金」に必要以上に価値を置かずに、後進の人材育成の重要さを説いた現代でも通用する名言なのでしょう。

ただ、私はこの後付けされた後半の部分に引かれました、すなわち「金なくして事業無く、事業無くして人は育たず」という部分です。

別の言い方をすれば、金=利潤(儲け)は再投資=事業創造にこそ価値があるという意味でのお金(資金)の重要性を差し、また事業を通じてでしか「人は成長しない」という事でもあります、ここで事業とは一般の社員さんに当てはめれば自ら進んで指向した仕事とでもいえましょう。
 
自ら指向した仕事である以上、自分が考えてやろうとした事として言い訳は利かない、、自ら直面するしかない、、そこで初めて壁を感じ、もがきながらもそれを乗り越える事で人は人間的に大きくなっていくのでしょう、、そして周囲に貢献出来る立派な社会人であれると思います。
 
人は仕事を通じてこそ初めて、鍛えられ・教えられ・成長してくものであり、つまりは仕事とは自らを成長させる道であり、又同時に収入を得る道でもある、、そう考えると仕事とはなんと素晴らしい事かと思えて来ます。
 
考え方次第では仕事とは自らを成長(自己価値を上げる)させる貴重なチャンスでありながら、片や自分の時間を切り売りする単純作業にも成り下がる、そう考えれば将来の差を思うと怖いくらいですね。
 
当社のスタンスとしては、もちろん単なる作業ではなく、常に「仕事」をする場とチャンスを提供出来る会社でありたいですし、又是非にもそういう社員さんと一緒に仕事をしていきたいと思います。
2012-04-02 11:30:44 | RSS