道しるべ
2/22 小物玩具問屋組合 懇親旅行
2月は、何かと旅行が重なります。この19〜20日の1泊2日で所属する協同組合の懇親旅行があり、組合員の一人として参加して来ました。
行き先は、北陸は山中温泉、先日の東北と言い、間無しに共に雪国への旅行とは、重なる時はこんなものなんでしょうか。 総勢17名、多くの組合員さんが参加され、和気あいあいの中とても楽しい旅行でした。
昨今、全国的にも各業界の協同組合活動が衰退気味な中で、ご多分にもれず所属組合もその例外ではなく、隆盛を極めた時代からは半減に近い状態ですが、例えそうであっても個人的にはこういう繋がりはとても大切なものと考えています。
特に歴史があるだけに、先代やそれ以前からの世代を超えた繋がりがあり、お互い気心が知れてまるで親戚付き合いの様な気安さも感じて、いわゆる地縁・血縁が徐々に薄くなりがちなこの時代にあって、返って貴重な人的ネットワークとも言えると思います。
自分も、父の子として多くの先輩方に気に掛けて頂いた事は忘れられませんし、今度はその幾らかでも、その子息の方に何らかのお返しが出来ればなと自然と思うものです。
「毛糸編みのテーブルクロスの編み目に虫食いが1つあれば、その内編み目が破れてクロスに穴が空きます、それと同じ様に人は親子兄弟始め沢山の人との縁によって生かされているので、自分が壊れれば周りもダメになります、、、 だからこの世で生きている限りは、やはりお互い色んな人の縁で生きているという皆が編み目の1つ1つであり、この世はそういう編み目によって成り立つ大きな敷物なのですね」
これは、かの瀬戸内寂聴さんがある書物で語られた話の1つです、不思議とすっと腑に落ちて今でも鮮明に頭に残る言葉です。
2012-02-22 14:25:19 | RSS