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道しるべ

1/5 新年互礼会

昨日、恒例の業界新年互礼会が開催されました。
 
中で、初めのご挨拶をさせて頂く役をお受けしてましたので、昨年一年にいろいろ感じていた事の一部も含めて会員皆様の前でお話させて頂きました。自分の作った原稿ですが、後で読み返してみても、今の気持ちを表現出来たかなと思っています。
 
備忘録的にも、以下にその一部抜粋を記載しておきます。
 
「さて、昨年は、まさに国難とでも言うべき東日本大震災での地震・津波による甚大な被災や原発事故に始まり、台風12号による被害、さらにタイの洪水など、又その中で多くの日本企業も被災するなど、日本のみならず世界中が厄年だったのではないかとすら感じる激動の年でした。
 
また、その後の電力不足や風評被害等の二次災害、放射能の除染作業なども大きな課題となる一方、海外ではギリシャの財政危機にはじまるユーロ不安で欧州ヨーロッパが大きく揺れた年でもあり、その影響を受ける形で急激な円高や株価の下落に見舞われ、日本経済にも幾重もの重荷を背負う年となりました。
 
しかし、それだけの大きく深刻な打撃を受けた我が国ですが、震災当時の世界にも賞賛された冷静で秩序だった行動や高い公共性など、一面、危機に強い日本の底力(そこじから)を、改めて見ることの出来きた一年でもあったと思います。
 
我々業界にも関わりのある行事として、当初の過剰気味な自粛ムードの後に、特に東北地方では、夏祭りが殆ど中止される事無く各地で実施されたと聞いており、そこには大きな災害に遭い、困難な中にも家族や地域の人々の「絆」を確かめ合える大切な行事としての「祭り」をしっかり守る事で、再生への強い想いと芯の強さを感じさせられた事にも現れていると思います。
 
また我々業界も、その大切な祭りを彩る屋台や夜店での商材を提供する事で、小物玩具流通を通じて社会貢献が出来る誇りと共に、どんな時代にあっても常に必要とされる存在であり続けられる事が再認識されたとも言え、明るいニュースの一つであったと思います。
 
新年・元旦の日本経済新聞社の社説には「転換・日本」(変化の芽を伸ばす)というタイトルが掲げられていました。益々世の中は大きく変わって行こうとしています。
 
この変化を前向きに取り込んで行くためにも、組合員の皆様には、両組合の会員ネットワークをより一層ご活用頂きまして、個々の情報収集の一助として頂きたく思います。」
2012-01-06 10:07:30 | RSS