11/6 企業理念とゴルフ練習
ゴルフのレッスンテレビ番組で良く見かけるツアープロコーチに内藤雄士氏が有名ですが、先日ある番組にて視聴者からの質問に答えるコーナーで「いろんな練習をしますが上手くなりません、何か効果的な練習方法とかないでしょうか」との質問に、
「色々試している内はそれは練習ではありません、それは単なる試行錯誤です。
試行錯誤してる間はうまくなりません、試行錯誤の末に何か気付きがあってこの方向でやっていこうと決めた時からが練習なのです。
そこから腰を据えて練習を重ねてようやく上手に出来る様になり、そういうプロセスを飽くなく続けて行ける一握りの人がやがてトップアマやプロゴルファーになるのです」
そこから腰を据えて練習を重ねてようやく上手に出来る様になり、そういうプロセスを飽くなく続けて行ける一握りの人がやがてトップアマやプロゴルファーになるのです」
、、、そういう主旨のお話をされておりました。
私も大いに同意するところでしたが、それだけでなく、瞬時に自社の経営に置き換えても全く同じことなのだと直ぐさま連想され、頭の中で結びつきました。
即ち、企業としてどう在りたいかや、何を目指すかがはっきりしない内は、ゴルフで言う練習の方法論が見えていない状態と同意であり、目先の営利目標を求めている内は、その都度、やる事に一貫性が無く変わり、何の成果も足跡も残す事無くただ忙しいだけであり、それは単なる試行錯誤でしかない事。
また、一方で、この方向でやって行こうとの次元は、事業の目的・目標が明確になっている事と同義であり、全ての努力が同じ方向に向いてることで、着実に一歩ずつ進歩することとなる。
そう在ることで、ゴルフにおいてはトッププレーヤーを目指せるとなりますが、事業においては、この厳しいご時世の中、トップ企業等と残念ながらそう気楽な事は考えられません。
何とか、企業活動として継続出来るかどうかの瀬戸際にあると考えるくらいがちょうど良いと思います。
「生き残る」のではなく、顧客に「継続的存在」を認めて頂けるかどうか、唯一それに掛かっている様に思われます。
必然的に、どんな企業にも「経営理念」は欠くべからざるものとなると考えます、もっと考え続けて行きたいと思います。