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10/15 ファーストクラス

今回は、プレジデントOnlineからの引用です。
  
ファーストクラス--。そこは搭乗者のうちたった3%の人間だけの“知られざる世界”である。そんな特別な空間で、真のビジネスエリートたちが見せる素顔とは、そして彼らにとってはごくごくあたり前の習慣「気遣い」とは、、。
  
国際線キャビンアテンダントとして活躍後、女性の転職・就職を支援する会社立ち上げ、人財育成コンサルタントとして活躍する美月あきこ氏の出だしの語りです。
  
職業人生を通じて、次の様な光景を目にされて来たとの事。
  
*「ファーストクラスの常連であるビジネスエリートの方々が多く使っていたのは、二つ折りのシンプルな財布。「ビジネスクラスやエコノミークラスほど、ブランドロゴが全面に刻まれた財布を持つ方が多い」
 
立派なシステム手帳、分厚いブランド財布を持ち歩き「仕事ができるオレ」「経済的にも余裕があるオレ」をアピールしてしまう一般人に対し、仕事における酸いも甘いも経験し、ファーストクラスの超一流のビジネスエリートたちにとっては、「人からどう見られるか、どう見せるか」よりも「自分がどうなのか」にこだわりがある。
  
*「靴は、いつもピカピカに磨かれ、リペアされ大事に使用されている」
*ビジネスエリートは、脱いだ靴をキレイに揃え、邪魔にならないよう、人目につかないよう通路から遠い位置に置く。エコノミークラスでは、脱いだ靴が通路に転がっていることも多い。
  
*ある高級旅館の女将に聞いた話、靴の脱ぎ方、上がり方でその人の人となりがわかるとの事。やはりビジネスでトップに上りつめた方々は、脱ぎ方もきちんとされていて、ファーストクラスの方々も例外なく、きちんと脱がれてなお靴の中が見えない様に、ミニ靴ベラやシューズクロスでわざわざ隠してから、奥に置くとの事。
 
足の裏は汗や脂で汚れているもの、それを他人に晒すのは失礼と思う感覚さえも、ビジネスエリートたちに共通していて「足元を見られる」とはよくいったもの、靴の状態や扱いいかんでその人物の印象が左右される。
 
*「コートや上着も座席の背もたれにはかけず、CAがハンガーにかけやすいようにと、わざわざ向きを変えて持っていてくださったり、渡してくださいます。クルーへの気配り同様、ご自身の衣類を大事になさる姿勢にいつも感心させられました」
  
日頃使用するモノへの愛着とこだわり、そして丁寧な扱いは、ビジネスエリートの証し。
  
以上が、エントリー記事からの引用部分ですが、自分の事のみならず、周囲に対する丁寧な扱いや態度は「礼には礼を持って尽くす」という言葉がある様に、結局周りから自然と賛意が集まることとなり、その人を嫌が応にも持ち上げてて行く事となるのでしょう。
  
また、こう言う感情は世界共通の様で、例えば「礼」は、スペイン語では礼儀を意味するcortesia(コルテシア)と言い「礼には礼を持って尽くす」には「cortesia por cortesia(コルテシア ポル コルテシア)」という言葉があり、良くしてもらった人には何らかの形でお返ししてそれに報いるという気持ちがあるとのことで、人間には生来的に備わっているDNAの様なものだと思います。
  
ある意味、ファーストクラスのエリート達はこういう心理の体現者であり、だからこそ人生の成功者と言えるのでしょう。
  
蜃気楼は追いかけても追いかけても手に入らない様に、成功には方法論の様な会得術などはなく、本あるべき姿があってこそ初めて、手に入る物だと思います。
  
「目に見えるものを追わず、目に見えないもの(価値)を求めよ」
  
これ即興ですが、自画自賛です。