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道しるべ

1/16 新年経済講演会

新春、一月の恒例行事の1つになっている金融機関新年会での「新春経済講演会」に参加して来ました。
 
講演者は、ここ何年かは同じ方で、五十嵐 敬喜(いがらし たかのぶ)氏が担当されています、しっかりした経済理論のもと現状を客観的に認識されて経済の素人にも大変分り易く解説されているのでとても参考になります。
 
氏の略歴は金融機関HP内で紹介されていますが、1976年 京都大学経済学部卒業 三和銀行(現三菱東京UFにJ銀行)入行後、調査部勤務。81~83年に経済企画庁(現内閣府)に出向、89年からは三和銀行の初代マーケットエコノミスト。2002年6月からUFJ総合研究所調査部長。2011年6月より同執行役員調査本部長とのことです。
 
http://www.murc.jp/thinktank/rc/column/igarashi
 
今回の講演のポイントは「アベノミクス効果」=世間の景気感に頼る事無く、自ら売り上げUPのために各社鋭意企業努力に励みなさい、、つまり「他力本願」ではなく「自力本願」で取り組む事が肝要との話でした。
 
安易な貨幣数量説やリフレ論に迎合することなく、確かな経済理論( 聞けば大方の経済学者の本流 )を元に、いくら大幅な金融緩和でも物価は上がる事が無いこと、またデフレが諸悪の根源との間違った世間的認識ではなく、飽くまで活発な経済活動があってこその結果としての物価上昇であり「物価とは経済活動の熱である」との表現をもって至極真っ当な話をされていました。
 
一部の新聞メディアでは、アベノミクスの勢いに迎合する論調も見られる中だけに、今回、五十嵐氏の様な議論を聞かせてもらえることに思わず安堵の感を覚えましたし、金融機関の健全性に安心もしました。
 
お金の供給を増やして円安にする事でデフレ脱却するという安易なやり方では無く、経済活動を活発にして企業の売上を増やす事でこそ初めて日本経済は強くなるとの認識、、正に正論だと思います。
 
企業の売上を上げるところは、自分の専門外で、、、との落ちもありましたが、需給ギャップ(現在GDP比2%とか)約10兆円を埋めるための1つの考え方を紹介されていましたので記しておきます。
 
例に挙げられたのが「新しい市場の作り方:三宅秀道著」の中でトイレの新機能「ウォシュレット」でした、潜在需要は発明するものだとの話です。
 
ドラッカーのマーケティング論にも「企業の目的は顧客の創造」とあります、潜在していた欲求を有効需要に変えて顧客と市場を誕生させること、、これ無くしては企業の発展はありませんし、企業の集合体でる国の経済の活性化も有り得ないのでしょう。
 
やはりドラッカーに行き着きますね、より一層理解を深めて行きたいと思います。
2014-01-20 17:09:22 | RSS