道しるべ
1/11 スノーピーク
この会社を知ったのは「がっちりマンデー」というバラエティ番組内でユニークなアウトドア用品販売会社として取り上げられていたのが切っ掛けです。
1958年創業、日本の新潟県三条市に本社を置くアウトドア総合メーカー(Snow Peak Inc. )として
*地元技術を活用し
*会社の5万坪敷地はキャンプ場で顧客へ自社製品をレンタル
*顧客の声を直に聞ける仕組みを持つ
*500アイテム フルオリジナル 例:ロウソク風LEDカンテラ
を主な特長として活躍される企業とのことでした。
メーカーとして、如何に顧客に近づいたスタンスをもって商品開発が出来るかを、、常々考えていたところでしたので、「目から鱗」ではありませんが、けっこう同社の取り組み方に軽いショックを思えましたし、同時に今後の在り方に多くの示唆を頂いた気がします。
特に、「創業当時から受け継がれる仮説ー検証の開発プロセス」との話は、そのまんま参考にさせて頂きたいもので、同社HP「スノーピークのモノつくり」にある内容をより正確に理解するために原文のまま掲載させて頂きたいと思います。

「 私たちスノーピークは、1958年に故山井幸雄(1931~1992)によって金物問屋として創業されました。幸雄はアウトドアメーカーの創業者である以前に、山を愛し登山という趣味を通じて自らの人間性を向上させようとした純粋で熱心なクライマーでした。自分が自らの手と脚で高き頂きを目指す過程で、より使い勝手が良く、より信頼性の高い道具が欲しいというごく自然な欲求が生まれ、クライミングギアの開発を始めました。
幸雄のモノづくりのポリシーは、自分自身が道具を必要とし、道具を使うユーザーとして欲しいモノを形にするという非常にシンプルでストレートなものでした。試作したプロトタイプはすぐ現場に持ち込まれフィールドでテストが繰り返され、「仮説-検証」というプロセスを徹底することにより製品の品質を高めていきました。
私たちスノーピークは、企業理念である“The Snow Peak Way”というミッションステートメントを持ち、それを経営の中核に置いています。その中に「自らもユーザーであるという立場で考え、お互いが感動できるモノやサービスを提供します」という一文があります。
(ミッションステートメントの全文をお知りにないたい方は、こちらをご参照ください)
徹底してユーザーの立場に立った製品開発を行うこと、そしてフィールドで実証することにより品質を磨くこと、幸雄によって培われたこの2つの創業の精神はスノーピークのモノづくりの根本であります。
そして現在もスノーピークのプロダクトデザインは、この創業の精神をそのままに完全に受け継いでいます。自然志向のライフスタイルを提案し実現する企業を目指し、今日もユーザー様の笑顔のために製品開発、サービスの向上に努力し続けます」
2014-01-11 18:29:06 | RSS