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道しるべ

1/6 新年互礼会

今年は、仕事始め6日が業界恒例の新年互礼会です。
 
2年に一度のご挨拶担当が今年でしたので、頭を捻りひねりの「作文」で、何とか、お役を務めさせて頂きました。
 
実は、今回は、あまり話題の無い年でしたので、少々内容に困りましたが、以下の様な言葉にさせていただきました。備忘録としてご紹介しておきます。
 
「さて、昨年は、政府・安倍政権による大胆な金融財政政策や経済の先行き期待感から来るいわゆるアベノミクス効果が功を奏する形で、年初以来の株高や円安傾向が続く事となり、低迷していた大手企業の好決算や一部高額品の消費が活発になるなど景気好転の兆しが見え始め、また6月には「富士山」の世界文化遺産登録、引き続き2020年の東京オリンピック開催決定など、明るい話題も続き、長引く日本経済のデフレからの脱却を期待された年となりました。
 
ただ、一方ではエネルギー・食品等の輸入価格上昇など家計圧迫要因をもたらし、新聞等の調査においても、個人の生活感覚では、大半が未だ景気回復を実感出来きていないのが現状とされ、加えて、我々玩具業界においては、ネット販売の拡大やスマートフォンの浸透を始め消費者を取り巻く様々な環境変化もあり、昨年末には厳しいクリスマス商戦の声も聞かれたりと、中々経済指標通りの恩恵を被れていない状況下であったかと思われます。
 
そうした中ですが、当互礼会の両組合におきましては、今期は長年にわたる多くの方々のご支援により大阪玩具事業協同組合の創設60周年、また大阪府玩具問屋協同組合の50周年を迎える節目の年となりました。
 
特に玩具事業組合では昨年11月に参加企業30社、総勢40名以上もの方々がタイ・バンコク海外研修に参加され、積極的に新しい情報収集に努められる一方、今まで以上に多くの次世代を担う業界の若い方々も熱心に参加されるなど、世代を通して大阪小物玩具業界の層の厚さや世代交代が着実に進んでいることを印象付けられ、大変心強い思いをした年でもありました。
 
アベノミクス2年目となる2014年は、日本経済の正念場とも言われております。4月の消費税増税も控え、持続的経済成長・景気拡大のための規制・制度改革などを始めとする成長戦略の速やかな実行が求められている事は、多くの識者の指摘するところであります。
 
我々業界も、国や行政頼みだけではなく、「自助努力」をもって、自ら変わる中で「成長戦略」を見いだして行く事が共に求められていることと思います。」
2014-01-11 18:27:30 | RSS