道しるべ
10/16 新長堀診療所
年に1回の健康診断で、近所にある長堀診療所という検診機関に行って来ました。
入社以来、長年お世話になっている場所ですが、当日がいつも憂鬱だったのが、朝一蕃からまるまる半日時間が拘束されることでした。
又その上、実際に検診している時間は余り長く無いのに、その殆どが待ち時間で、終止手持ち無沙汰で、何もする事の無い無駄な時間を過ごす事が多いのが正直苦痛だったので、余計そう感じたのだと思います。
でも、自分の健康のため、、と考え直し、以後あきらめの気持ちで毎年を繰り返していましたが、一昨年だったでしょうか、構内一新で部屋のレイアウトから全てがリニューアルになったので、大いにその変わりっぷりに驚いたものです。
箱(設備)の一新は、見た目に変化度合いが分り易いために、当初はそれしか目に入りませんでしたが、先日に行ったおり、設備の新しさで気分よいだけでなく、検診始まりから終わりまで、スムーズに気持ちよく過ごせる事に気づきました。
思い付くままに、書き出してみると、、
*検診時間が以前の約1/2になった
*検診順路が分り易く、目につき易い印を追えば迷わず場所を移動出来る
*検診する度に検診表と個人の照合を確認して間違いを防ぐ工夫がされている
*患者さんに接する様に、丁寧に優しく接してくれる
*全体的に、終止検診者をお客さんの様に扱ってくれる
こんなところでしょうか、以前は受付も昼の時間が来れば窓をカーテンで閉めてしまう事に象徴される様に、来診者の都合より施設の都合を優先させるまるで昔の役所の様な運営でしたし、レントゲンや胃バリウム検査でも丸でモノでも扱う様にぞんざいな対応だったのが思い出されます。
今から思えば、以前は「顧客志向」はカケラも無かったと思いますし、それに比べて今は全面的に「顧客志向」を表に出してやっているので、同じ健康検診機関でも全く別の組織に生まれ変わった感じがしますが、それでも余りの豹変振りに何らかの理由があったのかと思い、念の為にHPを閲覧しましたら、以下の様な説明がなされていました。
「ご挨拶
新長堀診療所は、平成21年4月1日に、旧:長堀健康管理センターの事業を引き継ぎ、新たにオープンいたしました。
受診者の皆様には健康診断を快適に受診していただけるように心掛けるとともに、治療や精密検査が必要な場合は、速やかにご報告させていただくことを目標として、スタッフが一丸となって取り組んでまいります。」
なるほど、旧:長堀健康管理センターが新長堀診療所に、組織そのものが入れ替わったのですね、おそらく経営陣、スタッフ全員が入れ替わったのでしょう、でないと逆に短期間にあれほどの変わりぶりは説明できませんね。
ここにも、経営理念がはっきりと見て取れました、その「戦略」があってこそ、スタッフ全員の気持ち良い対応を可能にしているのですね。
場所や仕事内容は同じでも、一顧客として感じるのは、以前なら他に良い所があれば行かなくなるでしょうし、今なら毎年でも行くでしょう。
正に「顧客志向」、灯台元暗しとでも言いますか、世の中は確実に変わっていってるのですね、とても良いお手本を間近で勉強させてもらった気分です。
2013-10-22 15:40:25 | RSS