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道しるべ

10/5 棚卸し

10月に入りましたが、まだ夏の名残りか時には暑い日も続いてることもあってか、なかなか実感が湧いて来ない気分です。
 
と言っても、当社にとっては10月は期末にあたり月末には棚卸しが控えることとなり、又新たに決算日を変更して丸1年の期間の年度として迎える初めての棚卸しでもあり、その結果が待たれます。
 
年に一度の「通信簿」を貰う気分は例年変わりませんが、改めて「決算・棚卸し」について考えて見たいと思います。
 
一般的には、決算資料のために必要な数字として棚卸しを実施するとの理解ですが、もちろん他にも多くの理由があるとのことで、その目的としては、、
 
 1)経理面:決算資料に使用するため棚卸資産を把握する
 2)物流面:帳簿と実際の在庫をあわせること、また不一致の原因の追究
       不正(たとえば万引きや横領)を起こさせないため
       在庫管理(入出庫)作業の確実性の把握のため
 3)長い間出荷されていない在庫(滞留在庫とか不動在庫と呼ばれる)をチェックするため
 4) 部品や原材料などの資材を購買するための在庫現状把握
   ・・・・・等々でしょうか。
 
こうして振り返って見ると、(1)は、必要に迫まれての理由として意識していますが、(2)〜については、確かに後回しになっているきらいもあるでしょうか、こうして書けば現状に直面させられますね。
 
また棚卸しを、現状とあるべき姿(目標)のギャップ(不一致)の把握と位置づけ、その原因の究明まで考える事とすれば、「棚卸し」は、どんな分野・対象においてもその効能に気づかされます。
 
その中で、例えば社員1人ひとりの「仕事の棚卸し」もそうなのでしょう、個人の得意で長けている能力を精一杯発揮するべく定期的な職務分析(棚卸し)は、やはり必要でしょうし、また現状の職務内容を明確にすると、他社員や部署とダブっているとか、この作業に部下は必要かどうかなど、ムダがいろいろ見えてくるハズです。
 
ついでに言えば、自分が毎日どんな仕事をしているのかを自由に紙に書き出し、その内容を見ればその人の得意な能力がある程度分かりますし、そこで色んな可能性を探って、新たな職務を見出したりといくらでも改善出来ることもあるのでしょう。
 
参考文書では 〝「仕事の棚卸し」はどんな場面でも効果てきめんです。悪者を見つけるのではなく、皆で業務改善や作業効率アップなどを目指し、仕事の目的の再確認もするので非常にスッキリしますから、みなさんにもぜひやっていただきたいですね 〟とありました。
 
また、「(社員の)仕事の棚卸し」とくればその後は当然ながら「事業の棚卸し」にも繋がるでしょう、PFドラッカー流に言えば「顧客は誰か」のそもそも論から、時には始めなければならないと思います。
 
そして顧客のための「我々の事業は何か?」を、どんな状況にあっても常に問い正す事は、事業を取り巻く環境が刻々と変化し続け、何事も直ぐに陳腐化す時代だからこそ一層必要なことなのでしょう。
 
常に顧みる事の重要性からすれば、何かにつけ「棚卸し」の意義は大きくかつ深いものだと思えます。
 
そしてその「棚卸し」の結果、使命に合わない活動や顧客に満足を与えなくなった商品、業績に貢献しなくなった行程(業務)などを思い切って捨てる事、その分より多くの資源を新たな事業につぎ込み、事業の在り方を環境変化に適応させて行くことが極めて重要だとのドラッカーの考え方は、深く心に刻んでおきたいと思います。
2013-10-05 09:16:54 | RSS