道しるべ
7/20 ヤマト宅急便でさえ!
7月も佳境に入って来ました、例年のことですが、7月の声を聞いたとたんに、商品の動きが活発になって来ます。
逆に6月までは、ほとんど平月と変わらない落ち着きで、余りの低調振りに菓子メーカーさんからも溜息が聞こえるくらいでしたので、正直なところホッと胸をなで下ろす気分です。
といっても、例年並の売り上げをクリア出来るかどうかは、最後まで予断は許せませんが、それよりもこの年間最大の販売チャンスに、お客様に機会ロス無くご商売して頂ける様、「後方支援部隊」!の立場で如何に仕事が出来るかに傾注したいと思います。
その方法の一端として、今年は7月の営業出張は全社的に取りやめ、全員が内勤として「物流会社」に特化し、各担当者が即対応出来る様に常時待機する体制を取りましたが、今のところ何とかやり繰りしている様で、どちらにしてもその効果なりを常にお客様から教えて頂き、その他あらゆる方法を考えて顧客サービスの改善に取り組んで行きたいと思っています。
そんな最中、定期朝礼で運送便の対応の確認をしていた所、一人の担当者からヤマト宅急便の沖縄行きの荷物で小口割れがあり、それも顧客への連絡も無かった!とのことがあったとの報告を受けました。
聞けば、どうも2甲口荷物の内、1つは航空貨物、残りは船便!手配になってしまっていたとの話で、最初に受け付けた時点の単純ミスなのでしょう、おそらく宅急便は一個口対応の個人荷物が中心のシステムなのもその一因でしょうが、でもそのせいで、一週間近くも残りの荷物は到着せず、そんな理由から当然の事ながら送り先への連絡もありません。
もし、これが不可分の事情のある荷物なら、、考えるだけでも心苦しい話です。
おそらく「世界最高の物流品質」を持つヤマト急便でさえ、こんなことを現実に起こしてしまっている事に驚きを禁じ得ませんし、現状、完璧に近いくらいにシステム化されている仕事であるだけに、逆に最初の関門を潜れば、そのミスは最後まで付いて回るという「システム」の怖さを感じます。
社内でも、よく「標準化」の話をしますが、その仕組みは、常に振り返りつつ進化させて行く必要があり、又普段のメンテナンスも欠かせないものであり、作れば終わりという話ではありません。
当社はまだまだ麓にさえ及びませんが、他山の石としてしっかり心に留めて置きたいと思います。
2013-07-20 19:17:29 | RSS