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道しるべ

7/10 二極化の時代

先日、友人との話の中で「二極化現象」の話題が出ました、つまり世の中一体どんな原理が働いてそうなって行くんだろうとのテーマです。
 
そもそも二極化に関しては、かなり以前から語られて来ましたし、近い所では、2011年にウォール街で起こったデモ(Occupy Wall Street )によって世界に幅広く知られる様になった米国社会の二極化等があります、これは人口の1%にあたる富裕層が米国資産の20%以上の多くを保有し、その比率が増々高まっている所得格差としての二極化でした。

ただ、最近少し気になるのは、それが色んな事象で同じ様に現れてきているとの懸念です、少し見ただけでも以下の様な現象が上げられるでしょう。

1)市場での業者の二極化(一部の大手か無数の小規模業者)     
          ↓  ↑
2)人的能力の二極化(一部の有能な人材と多数の低技能労働者)  
          ↓  ↑
3)所得の二極化(少数の高額所得者か大半の低所得者)       
          ↓  ↑
4)商品のプライスゾーンの二極化(価値ある高額品か廉価な日常品) 

それぞれに、
1・マーケット規模縮小の時代 
2・IT技術による低錬度労働の加速+グローバル化による低賃金労働力の増加
3・高度な腕を持つ人材の不足と多数の低技能労働者の労働市場における需給関係の違い 
4・大半の所得レベル停滞&低下の中での消費制約
との理由がある様に感じます。

こう羅列してみると、世界経済の停滞からくる世界GDPの鈍化と、IT技術が中間層の労働職務領域を犯し、グローバル化による低賃金労働が拡大した結果の所得格差が、色んな二極化の元凶なのかと思わずにはおれません。

全体が拡大している時は、共通利潤をもたらしますが、パイの縮小時は「優勝劣敗」との市場原理は、こと企業においては、経営力の「格差」による業績の差となって表面化し、またそれがより加速するのでしょう。

『鏡の国のアリス』に登場する赤の女王の「同じ場所にとどまるためには、絶えず全力で走っていなければならない」という言葉にもある様に、生物の種と同じ様に企業も絶えず進化していなければ絶滅するという教訓は、資本主義社会が存続する以上、永遠の真理なのでしょう。

今回見つけた経営コンサルタント・小宮一慶氏のコメントがとても分り易いですね、以下に抜粋と、リンク先を記しておきます。

「つまり、誰でもやれる仕事は非正規労働者と競争することになり、その人たちの賃金は低下していきます。一方で、特定の人にしかできない仕事の賃金が上がっていき、両者の間で二極化が進んで行くのではないかと思うのです。
営業やマーケティング、企画開発、研究、そして経営などの業務が非定型な業務です。ただ、先ほどもお話ししましたが、このような非定型業務は能力差が非常に出やすいことも特徴です。
           ・・・・・・・・・・・
特に必要とされる能力は、思考力です。ホワイトカラーの仕事であれば、「知恵」を出さなければいけません。かつては「知識」も重要だったのですが、いまはパソコンでネットワークに接続すれば、あらゆる知識が手に入るようになりました。
知識や知見を持っているだけではなく、それを使ってアイデアや業務の革新などを生み出せる人でなければ、ビジネス社会で生き残っていくことが非常に難しいのです。」

http://bizacademy.nikkei.co.jp/seminar/marketing/suisui_keizai/article.aspx?id=MMACl6000015032012&page=1


2013-07-10 08:21:13 | RSS