道しるべ
5/24 ミャンマー
今週頭から、23日まで駆け足海外旅行に行って来ました、行き先はタイ・ミャンマーです。
アジアの時代と言われて久しいですが、東南アジアの今日を肌で感じて来ようとの趣旨です、どうせならということで「アジア最後のフロンティア」といわれるミャンマーをこの目で見て来ました。
もちろん、所詮は駆け足、飽くまで触りだけですが、それでもミャンマーだけでも訪問企業数社、現地在住日本人企業家数人との談話、その他数々の商業施設視察などけっこう盛り沢山な行程でした。
ちょうど到着したミャンマー空港では、日本の政府専用機が待機していました、なるほど週末に安倍首相がミャンマー訪問するとのことでしたので、そのための政府関係者の下見だったんですね。
晩にミャンマー・ヤンゴン入りしたので、ちょうどダウンタウンは ↓ 画像の様でしたが、市街の整備情況や電気事情など、第一印象としてはちょうど日本の昭和20年代後半〜といったところでしょうか、思わず妙な懐かしさを覚えました。

国情については多くの情報がありますので、ここでは割愛しますが、幾つか気付いた点としては、まずミャンマー人の国民性がとても日本人と似ていることです、隣国タイ人とも明らかに違うものがあります、一言で言えば控えめで大人しい、また目上の人に対しては常に尊敬の念を抱き、親しさよりも敬意を大事にするような距離感を併せ持ち、謙遜することを知っているなどです、ある意味、日本人以上ですね。
説明では、ミャンマーの人々の多くは敬虔な仏教徒で、如何に現世で功徳を積んで来世で幸福になるかを考えている人々だとのことで、あぁなるほどなと納得です。
儒教の影響の大きい韓国や、ほぼ無宗教の中国とは全くといっていい程異なります、又ミャンマー国民は「お金」ではなく「家族の健康」などに幸せを感じることから、あまりお金にガツガツしないという傾向もあるようで、この点が逆に戦後以降の政治体制に問題がありながらも経済的に出遅れた遠因でもあるように感じました。
後、旅行を通じてずっと感じ続けていたのは、理屈抜きの若さです、もちろん人口構成を見れば見事な程完全なピラミッド構造なので当然ですが、異口同音に「明日は明るい」との心象を持ちます。
活力の元は、心身ともの健康さであり、身体の若さはいうまでもないですが、心の有り様が大切でしょう、それは一言で言えば「可能性」であり「希望」なのだと思います。
今回、一番の収穫はそのことに思いを馳せ、翻って今の事業の有様とあるべき姿を深く考えさせられたことでした。
外に出て初めて客観的に自分が見えてくる、今回も正にそういう旅でした。
2013-05-24 08:28:33 | RSS