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道しるべ

4/8 ピンクのクラウン

車への興味は、子供の頃から尽きませんが、中でも、新しい車が発表される度に、時代とともにどんどん技術も進化して行くこともあり、世の中の変化を先取りしていく自動車メーカーの真摯な姿勢が見て取れてとても興味深いものです。

ある意味、車という消費材を如何に顧客に提供するかの企業努力の「結晶」とも言え、ビジネス的にも大いに参考になる様に思います。

そんな中、トヨタの新型「クラウン」が、昨年の12月末にモデルチェンジされましたが、その後の販売が好調裡に推移しているとの事らしく、なかんずく、イメージカラーの「ピンク色」のクラウンが発表会で使用されたのが、さすがに私にとっても衝撃的でした。

     
 
何と言っても1955年に誕生した日本初の純国産車「トヨペット・クラウン」以来、国産最長寿ブランドであり、日本車を代表する高級車なので、ピンクというイメージとのギャップに驚いた訳です

ある意味、伝統を誇るモデルに何故?、、の思いが交錯しましたが、 そもそもクラウンという車種は、外国メーカーと技術提携を一切結ばず、純国産にこだわったトヨタが独力で作り上げたという意味で、トヨタのみならず、日本の自動車産業全体にとっても画期的な出来事だったそうです。

またAT(オートマチック車)しかり、ハイブリッド技術しかり、トヨタはこれと見込んだ技術には惜しみなく投資してモノにする会社だとのことで、その集大成がクラウンだとの話は、とても深い話だと思います、ただ単に伝統だけに胡座をかいていては、今日のクラウンは存在しないんですね。

記事によると、この車の発表会では「クラウンは常に革新へと挑戦してきたクルマ」と強調していたそうで、そもそも初代の誕生からして純国産乗用車製造への挑戦だった様に、伝統を誇るものの、決してその姿勢は保守一辺倒ではないとの事。

「伝統とは革新の連続である」という表現がありますが、「革新」して来たからこそ、今に繋がり、結果「伝統」となる、そう思います。

当社も、奇しくもHPでのキャッチフレーズには「伝統が育む子供の未来」と記していますが、まさにそういう意味でも「革新的」な会社であり続けたいと切に思います。

2013-04-08 08:59:46 | RSS