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道しるべ

3/30 ノースアップ・ヘディングアップ

今から振り返れば、約20年くらい前からでしょうか、車にカーナビゲーションシステムが導入されて今日では当たり前というほどカーナビ付きの車が普及しています。

もちろん、私も日頃からこの便利なカーナビのお世話になっていますが、このナビの地図表示には常に進行方向が上になる状態の「ヘディングアップ」と、逆に常に北が上になっている状態の「ノースアップ」の2通りがあります。
 
    
        ヘディングアップ                   ノースアップ
日頃からこのどちらを使用するかはけっこう人夫々で、その理由もまた様々なのが常々興味深く感じていますが、私の周辺では、けっこう「ヘディングアップ」派の人が多い様に思います。

私の場合は最初の頃から「ノースアップ」を使って来ており、その理由としては自分の現在地の確認や目的地との位置関係を常に把握しておきたい気持ちが強いからかと思います。

目的地まで全てカーナビ任せで、その間に安楽に走るのも良いですが、自分の場合はどうしてもその道中や自身の現在位置が気になるので、時々地図の縮尺を変えながら走っている事が多いです。
 
イメージとして数学で使う「X-Y座標軸」の自車位置意識なんですね、特に登山をやる方は地図をノースアップで認識する習慣が身に付いているそうですので同じ感覚かも知れません。

他の例でいえば、飛行機に乗った時に座席前の大型スクリーンに映し出される地図上の航路表示を見て、何となく安心感を覚える様な感覚に近いかも知れません。

「自分は現在何処に居て、又何処に行こうとしているのか」、、これは自分や運転する車のみならず、翻って考えてみれば、取りも直さず会社の経営に携わるものとしては、正に自社にとっても当てはまります。

カーナビの様に、会社で働く人(経営者も社員も)は、出来るだけこれが見えている必要があると思います、これが以前にも触れたテーマ「見える化=可視化」の本領だと思います。

現在の経営手法においては、以下の「可視化」が指標とのことですのでここに紹介しておきます。

 1)戦略の見える
 2)マネジメントの見える
 3)現場活動の見える
 4)部門間の見える
 5)顧客の見える
 6)ナレッジの見える
 7)評価の見える

これらを「物差し」として、全方位的に向上していく(はっきり見える様になる)事を目指して、是非にも取り組んで行きたいと考えています。

2013-03-30 21:15:04 | RSS