道しるべ
3/25 消費・浪費・投資
今日のNHKテレビの番組「あさイチ」で超財布術と題して、興味深い話をされていました。
今日のデフレ経済のもと、いかに効率よく家計をやり繰りするかとのテーマで、一言で言えば、同じお金でも、その使い方によって価値が変わるので、よく考えて賢い使い方をしようとの話で、その基準として、使い方を「消費」「投資」「浪費」と大きく3つに分けて考えるというものでした。
消費と投資は、短期長期の違いはあっても、目的が明確でお金を使う価値がはっきり自覚出来ているのに対して、浪費は正に無駄使いで、何の効果もないことにお金を使うこととなり、単に気分や習慣などがその主な理由でしょうか。
ポイントは、振り返ってみてどんな使い方をしているかを見直すことで、消費行動の改善に大いに役立つということです。
以上は、お金についての話ですが、人にとって限りある貴重な「資源」という意味では、同時にその人の持つ「時間」も、同等以上に貴重な資源といえるでしょう。
特に、仕事においては、少しでも生産性を向上させるためにも、限られた就業「時間」を常に見直しながら取り組む必要があるでしょう、そのためにも上記の考え方は参考になると思います。
マネジメントでの基本的な考え方の1つに「緊急/重要マトリックス」というのがあります。
重要度:高
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B:投資 | A:消費
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緊急度:低 ーー ーーーーー|ーーーーーーーー 緊急度:高
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D:空費 | C:浪費
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重要度:低
自分が、常にこのマトリックスの中でどの領域で時間を費やしているかを意識することが大切でしょう。
特に意識すべきポイントは、A(消費領域)が場合によってはC(浪費)と混同して、日々がただ忙しいだけで終わり、本来自分の果たすべき役割が疎かになっていたりしていないか、又、同じ理由でB(投資:例えば市場調査や見込み客開拓、自己研鑽)が、後回しになって、結果何もせずとなっていないか、、などでしょう。
何かと忙しい現実の姿はさておき、「本来」は如何にあるべきか、をこのマトリックスを元に常に自問することで、新しい発想なり前向きな提言が出来ると思いますので、仕事に取り組む上でとても大切な見方でしょう。
かく言う私も、一度この視点で、時間管理の「身体検査」をしてみたいと思います。
2013-03-26 08:26:15 | RSS