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道しるべ

2/23 レンガ職人

同じ仕事=作業でも、考え方や見方によってその受け止め方が全く変わり、それがツマラナい事にも、価値ある貴重なものにもなり得るという話は、古今東西、多くの教訓や例をもって引用されて来ました。
 
その中で、「3人のレンガ職人」も代表的な例の1つでしょう、これは経営学者として有名なPFドラッガーも著書でも取り上げている程に余りに有名な話なので、今まで話題にするまでも無いと思ってましたが、つい最近、身近にこの事に思い巡らされる機会があったので、一度書き留めておきたいと思います。
 
趣旨の翻訳は色々ある様ですが、あるコラムを引用させて頂くと、以下の様な話です。
 
炎天下にレンガを積んでいる三人のレンガ積みのそばを、旅人が通りかかった。
旅人は、それぞれ三人のレンガ積みに「あなたは何をしているのですか?」と声をかけた。
旅人の問いに対する答えは三者三様だった。

一人目のレンガ職人は「見れば分かるだろう。私は親方の命令でレンガを積んでいるんだ」と答えた。

二人目のレンガ職人は「私はレンガを積んで塀を造っているんだ」と答えた。

三人目のレンガ職人は「私はレンガを積んで立派な教会を造っているんだ」と答えた。

ドラッカーによれば、
一人目の職人は、命令でただ働く職工である。
二人目の職人は、塀を造る専門の職人である。
そして三人目の職人は、教会を造る(創る)という「目的」を自分で意識してレンガを積んでいる職人である、、、という。
 
http://reliure.blog.fc2.com/blog-entry-27.html
 
ドラッカーはこの三者三様のそれぞれの答え方の中に仕事の意義・意味をどのように考えるかによって、仕事への取り組み姿勢が違う事を表現し、その仕事の意義・意味をしっかりつかんで働く人は、他者から「やらされている」という発想から解放され、イキイキとした働き方が出来、しなやかに自分の仕事のやり方にも創意工夫をもたらす事ができるのであると言っています(以上、上記引用)。
 
元々この例えは、個人の自己啓発として世に紹介されていますが、ドラッガーの視点は「マネジメント」の側面にあり、仕事の意義・意味を全社員が共有する事の大切さを同時に語っているとも言えます。
 
その中心的な意味や意義が、やはり「経営理念」と言えるのでしょう、そういう意味では、個々の社員よりまず経営トップが問われることとなります。
 
また違う例えで、「作業と仕事の違い」として、『作業からは生まれず、仕事から生まれるものがある。それはチームワークである。何故なら目的を共有すれば、自然と助け合いが生まれ、方向性は合致するからだ』との話がありますが、正にその通りだと思います。
 
3人目のレンガ職人は、そもそもは自からが主人公として成って行くものでありながら、また同時に、同じ職場で集うもの同士で目標を共有する事からも成って行くものと言えるでしょう。
 
是非にも、私たちは、3人目のレンガ職人の集まりで在りたいと思います。
2013-02-23 07:12:16 | RSS