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道しるべ

2/18 価格戦略

2月は中旬ですが、中国の旧正月を境に小物玩具業界の各商社さんでは中国での本格的な仕入活動が始まる頃です。
 
今年は、前回にも書いた様に、円ドルの為替レートが随分と様変わりして来たことで、輸入商材の値上がりが目立ってきている様です。
 
これは、ガソリン価格にも現れている様に全産業的な傾向の様で、小物玩具業界も例外ではありません、全ての輸入商材に値上げの動きが見えます。
 
            
 
ここ数年の円ドル為替レートは100円〜80円の流れで、輸入物価が約2割下がっている筈ですが、我々の実感ではその恩恵は正直感じられませんでしたが、それは取りも直さず中国の労働賃金の上昇による「製造原価」が同率に近く上昇したものと思われます。
 
即ち、中国現地での原価はここ数年の間に2割前後上がっていたという事で、ただ円高の恩恵で日本円でのコストアップにはなっていなかっただけとも言えるのでしょう。
 
そんな中、円ドルも、ある意味、本来の流れに戻って来た上は、本来のコストアップが表に現れる様になり、また為替相場という極めて短期間の変化でそれが表面化しただけに、その上昇率は余りに大きすぎると映っても無理からぬ話でしょう。
 
また「為替の先予約」を駆使して、理屈では仕入原価を押さえることも出来なくはありませんが、資本にも限度があるだけに、大方では為替の動向が価格に反映されるのは、残念ですが仕方ない事と思われます。
 
後は、そのコスト上昇と商品価格のバランスをどう取るかですが、急激な価格上昇は販売数に水を差す可能性もありますので、高度な判断が求められるところでしょう。
 
ただ、販売額の減少を避けるために単に粗利率を下げる様な方法は避けるべきだと思います、逆に周辺サービスも含めて粗利率を維持出来る付加価値の高い商品を作って行く事が、遠回りに見えても、結局は顧客の利益を守り、支持されことに繋がると考えます。
 
卸業が生業ですが、一方ではメーカー的側面も明確に持ちつつある当社は、卸売という「サービス業」精神をベースに、ただ商品を持つだけのメーカーには出来ない「きめ細やかさ」を身上とし、その持ち味を是非発揮していきたいと考えています。
2013-02-18 08:16:53 | RSS