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道しるべ

2/6 体罰

最近、大阪の高校での不幸な事件を契機に体罰問題が世間の関心を集めています。
 
私も、高校当時は水泳部に属していましたので、はやり体育会系の序列の中で指導を受けていた関係で、この問題についてはどうしても目が行ってしまいます。
 
そんな中、先日にBS日テレ系の「ニッポンの大疑問」という番組で、桑田真澄さんがスポーツ教育のあり方について語っておられ、伺ってみてその趣旨には大いに賛同できるものがあり、野球を例にして選手と指導者の新しい在り方を提唱されていましたので、少し紹介したいと思います。
 
              
 
氏によると、日本に野球が伝わった頃から「野球道」と言われる「精神鍛錬」「練習量の重視」「絶対服従」という3つの柱が重んじられてきたが、特に戦争中に野球の火を絶やさない為に、これに軍隊式が導入された時代があり、この軍隊式しごきの習慣が戦争後も残り、今日まで影響を与えているとのこと。
 
又これを払拭するには、新しい野球道として、「精神鍛錬」→「心の調和(バランス)」・「練習量の重視」→「練習の質の重視(サイエンス)」・「絶対服従」→「尊重(リスペクト)」という3つの柱に考え方を代えて実践していくことが必要とのことでした。
 
また、スポーツにおいては、自分で考えて行動することが大切で、力でやらせるのではなく、自分で自分自身に打ち勝つことが一番大事なので、自立を促進する指導が必要との考え方は、事、学校時代の教育期間のみならず、永く社会人として、また企業活動での組織の在り方にも通じる奥の深い考え方ともいえると思います。
 
企業は利益を上げるために存在しますが、それはその企業が提供出来るサービスを永く継続するためであり、又より以上のサービス提供ための資本投資が必要だからであり、何より企業に関わる人の生活を支え続けるためにあるのは言うまでもありません。
 
その会社において、いくら理屈で分っていても職場での個々の人間関係が健全でなければ、結果、良い仕事は出来ません。
 
この桑田さんが提唱される野球界での新しい在り方は、その基本理念として我々にも大いに参考になる考え方だと思いますので、心に留めておきたいと思います。
2013-02-06 09:10:07 | RSS