道しるべ
12/26 川柳
先日、町会の寄合いがあった折りに、会長さんより商店街へのNHKの取材があるとの事の案内があり、なんでも「ぐるっと関西おひるまえ」という関西版の番組での取材ということでした。
この商店街といえば、当社の所在地である大阪市中央区の松屋町筋商店街のことです。
今日では、商店の街というより、新興マンション街とでも言った方が良いかもしれない位に昔とは随分と風景が様変わりしましたが、それでも今でもお互いの素性を知った者同士の気の置けない仲間意識の人情が残っている街です。
正直なところ、若い頃は隣同士の付き合いが余りに近いのが、たまに気が重いと感じた時もありましたが、でも今は、この「ご近所人情」がとても居心地がよく、ここで生まれ育って、又今でも住み続けていられる事が有り難く感じられる昨今です。
それはともかく、何の風の吹き回しか、この取材先の候補として当社がその中の一軒となったとういう訳です。
番組では毎日テーマを変えて色んな街を取材しているとのことで、今回はここの商店街では12月に因んで「贈る」というお題で「川柳」を披露するとの趣向でした。
全く素養のカケラも無い私ですが、かと言って一端引き受けたからには知らない顔をする訳にもいかず、結局「サンタさん・欲しいオモチャは・アイフォーン」、、
なんて句をご披露しようかと思い、ディレクターさんにお伺いしましたら、やはりというか、NHKでは固有名詞は使えないとのことで、結局「サンタさん・欲しいオモチャは・スマートフォン」との句に落ち着きました。
確かに子供にとっても最高にオモシロいオモチャと化したスマホなので、少し自嘲気味な句かもしれませんが、その現実を無視する訳には行きませんし、そういう世の中にあって、親と子や縁日などを通じて社会との繋がりを演出する小物玩具の素朴な良さを、初心に帰って訴求して行きたいとの想いを込めて句をご披露し、又お話ししたつもりでした。
年の瀬の慌ただしい中での出来事でしたので、十分な対応は出来ませんでしたが、それでもNHK初デビューということもあって、来年に向けてさい先の良いスタートが出来そうな気もしますね(笑)。
2012-12-26 07:17:33 | RSS