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道しるべ

12/21 クリスマス・キャロル

早いもので、12月の声を聞いたと思えば年の瀬も近づき、もう直ぐクリスマスです。
 
巷では、今はもう派手なクリスマス装飾はほとんど見掛けませんが、それでも神戸ルミナリエや、ここ大阪の御堂筋でも街路樹にイルミネーションが点灯し、静かな雰囲気の中でクリスマスを迎えようとしています。
 
そして、この時期に因んで言えば、英国の文豪ディケンズの小説である『クリスマス・キャロル』が頭に思い浮かびます、実は以前から個人的にとても好きな物語なんです。
 
            
 
最近では、ディズニーによって3DCG技術を駆使したとても見応えのある映画が公開され、今ではDVDやブルーレイでも気軽に鑑賞できるのが嬉しいですね。
http://www.disney.co.jp/movies/christmas-carol/site/index.html

ディズニーDVDの見出しでは「今のあなたは、あの頃なりたかったあなたですか?」とのフレーズから「ケチで頑固な老人スクルージは、街の嫌われ者。クリスマス・イブの日も、周囲に温かい言葉ひとつかけることもなく、金勘定に勤しんでいる。
 ところがその晩、1人ぼっちで過ごしていたスクルージの前に精霊が現れ、自分の過去・現在・未来を巡る旅へと連れ出される。貧しくて孤独だった過去、富と引き換えに人との絆を失った現在、そして想像を絶する未来の自分に愕然としたスクルージは、やがてクリスマスの本当の意味に気づく・・・」 と解説されています。
 
1840年代のイギリスという時代背景を抜きにしてみれば、今でも人生を生きる上で、とても意義深いものが感られますので、それが約200年経った現代でも立派に通用する名作といわれる所以なのでしょう。
 
個人的には、「未来の精霊」を通して自らの終焉(死)を垣間みる事で、そこから振り返って今を生きる意味や意義を見出すというところが、特にポイントだと思います。
 
これは、古今東西のテーマでもあり、フランスの哲学者F.アリエスによって創始され、特に今日では、自己の消滅としての死に向き合うことで死までの生き方を考える「死生学」という立派な学問として確立されているようですが、既にディケンズは、当時にそのエッセンスを取り入れていたのが、正直驚きです。
 
中では、生き生きと人生を歩んで行くための大きなヒントが語られていると思うので、初心に帰る意味でも、これからもクリスマスが来る度に観直したいものです。

 

2012-12-20 08:58:02 | RSS