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道しるべ

12/14 光の王国

最近のネット記事で、「ハウステンボスはディズニーのまねをしない」との見出しで、海外旅行会社のHISが2010年に出資した長崎のテーマパーク、ハウステンボスのことが取り上げられていました。
 
                                  
 
創業以来18年間営業赤字だったのが、HIS傘下で巧みに再建し、11年9月期に黒字化。直近の12年9月期も増益基調を維持しているとか。
 
確かに評判は聞いていましたし、そのせいもあってこの秋にここを訪ねてとても楽しかった印象もあったので、その再建を手掛けられたハウステンボス社長も務めるHISの澤田秀雄氏には経営者としてとても関心がありました。
 
案内によると、自身の反省とハウステンボス再建までの苦労談を、自著『運をつかむ技術』で披露されているようで、インタビューを通じて、ダメ企業再生”の勘所を簡単に紹介されていました。
 
*国家も企業も、一番大切なのはリーダー。リーダー次第で良くも悪くもなる。幹部も大事で、各担当のプロフェッショナルが必要。
 
*売り上げを2割増やして、経費を2割下げる。往復で4割改善すれば、たいていの会社は黒字になる。
 
*経費だけ下げても、売り上げが上がらないといけないから、新しいイベントをやったりしながら、お客さんを増やしていく。イベントも7割くらいは失敗だったが一番良くないのは打席に立たないことだ。まず立って、振ってみる。振ってみたうちの3割当たればいいんじゃないか、チャレンジだから。

*企業規模が大きくなるほど複雑多岐にわたってバランスが取りにくくなる。どこが損していてどこが得しているかが見えない。だからそれを1つずつ分析していくわけ。全部きちっと分析してくると、どこが赤字で、どこで儲かっているかが見えてくる。
 
*資金力があるディズニーと競争しても勝てないから、ディズニーのやらない「100万本のバラの街」や「光の王国」(冬のライトアップイベント)の様なことをやる。
 
後、HIS本体の事業の話題もあり、例の尖閣諸島問題の影響を被りながらも、「中国へ行かないからお客さんが減ってダメになるという発想はやめたほうがいい。他の国からの人を増やせばいいわけです。現実には確かに3~5割来ないですよ。
だけどそれは言い訳であって、減った4割をどこで増やそうかと考えたほうが良い。だからハウステンボスは来場者が増えています」
との弁は、経営者姿勢として多いに参考にすべきだと感じ入りました。
 
今度は「運をつかむ技術:18年間赤字のハウステンボスを1年で黒字化した秘密」(澤田秀雄 著)を、 じっくり読んでみたいと思います。

2012-12-14 07:31:07 | RSS