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道しるべ

11/30 タツヤ劇場?

前回の森光子さんの話の続きになるかも知れませんが、あの話からふと連想するのが、例えば「放浪記」の舞台という1つの目標に向かって関わる全ての人が、夫々の立場でやるべきことをして初めて成立する「演劇」という仕事も、突き詰めれれば我々流通業いや全ての仕事にも底で相通ずるものがある様に思います。 
  
興行というビジネスベースの話はもとより、その舞台を構成する脚本家、演出家、役者、舞台係等々、あらゆるエキスパートが関わってこそ初めて観衆を魅了する舞台が出来るのでしょう。
 
そういう視点で言えば、確かに従来までは当社でも各社員さんがそれぞれ分業的な役割分担の中で仕事をして来たのが大半です、今後も基本は大きく変わらないかも知れません。
 
ただ、個人の力量の人数掛け算だけで会社の力が決まるのでは、組織としての相乗効果はありませんし、増してやトップダウンと称して事実上TOP一人の力だけでは、その伸び代にも限りがあります、第一社業の継続性の点では大きな弱点にさえなってしまいます。
 
その上、現実的には超一流の企業ではない我々の様な小企業では、私を初め、何でも出来るスーパーマンは居ません、何かして苦手な分野や領域があるものです。
 
ただ、そうであってもよく見れば、誰にもしてもいわゆる「取り柄」というものがあります、単独ではその取り柄は直接的には結果には繋がりにくいですが、得意分野でお互いに補完し合って、結果的に顧客に望まれるサービスを提供出来るなら、それでこそ初めて組織である優位性が発揮出来るというものだと思います。
 
営業が苦手でも、管理面で力を出せる人もいるでしょう、経歴が浅い人でも例えばITに明るいところでその面で力を発揮出来る人もいるでしょう、そう考えれば会社の潜在的な余力はまだまだ多くあるように思えてなりません。
 
周知を集めて1つの目標に向かって、同じ方向で仕事に取り組む、、、まるで「舞台」を創り上げる様にです、言わば「タツヤ劇場」です。
 
確かに、今期は売上と利益率UPの具体的社内目標を発表しましたが、それは飽くまで社内向けの話です、それと同時にタツヤが、対外的に一体何をお客様に提供(見せる→魅せる)のか、その目標も一緒に掲げる必要があります。
 
今度は、それを「言葉」化して、是非、皆と一緒に共有して行きたいと思います。
 
次回は、その事について触れてみたいと思います。
2012-11-30 22:52:00 | RSS