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道しるべ

9/21 どうせ乗るなら「綺麗で清潔」

時おり、市内でもタクシーに乗る事もあり、と言うかけっこう楽しみにしているところもあり、その理由はいろいろ運転手さんとの話を通じて勉強させられる事が多いからです。
 
先日も短い時間でしたが、大型ハイブリット車という珍しい車種の運転手さんの話を聞かせてもらいました。
 
まず不思議に思ったのは、とても凝った車で自家用車の様な綺麗な車だったのでその効能を聞いて見たところ、駅待ちで多くのタクシーが揃っている中では、お客さんは好みの車に乗ろうとするので、どうしても客受けする車や状態にしておく必要があり、お客さんの声は一口に言って「綺麗で清潔」な車に乗りたいとのこと。
 
流しの様な場合は、お客さんは車を選ぶ余裕が無いので、どんな車でも手を挙げて乗ろうとするが、選択肢の多い駅待ちなどの客さんが選ぶ立場では、テキメンにその逆になり、知らないふりしてよく見ているとのことで、またこの差が営業効率に大きな違いがでるとの話も頷けます。
 
「どうせ乗るなら」気に入った車で、、、は顧客心理の本質でしょう、こんなところにも確実に競争原理が働いています。
 
お客さんとは、何も語らず無言の意思表示として「選択権」を行使する、、この傾向はお客様の声を直接聞くことがない分一歩間違えば「裸の王様」になりかねませんが、逆に言えば「差別化」に繋げることができ、それが成功すれば確実に売上に跳ね返って来ることを意味します。
 
現場に裏打ちされた素朴な言葉に、妙に重さを感じ納得させられた気分でした。この顧客心理の傾向は、これから増々当社にも大きく作用しそうです。
 
本当、どこにいても勉強の種は転がっているものですね。
2012-09-21 08:38:38 | RSS