道しるべ
9/15 シャープとオリンパス
このところ、家電メーカーの一角である「シャープ」の凋落著しい現状や台湾企業・鴻海(ホンハイ)との資本交渉などの話題でメディアの注目を集めてますが、本社が大阪ということもあり、個人的にも大変気になるニュースの1つです。
ブランドとしても輝いていて、また資産ともいえる医療現場とのネットワークを築いている、さらに医療機器分野は、将来性が高い事業を持つオリンパスだからこそ、名乗りを上げたそれぞれの企業が手に入れたいと思うのは当然のことだと結ばれていました(出典:大西 宏のマーケティング・エッセンス)。
ずいぶん経営内容が悪いのでしょうか、ある意味、他の日本企業が救済の手を挙げ無いとの事でもあり、日本を代表する大企業の先行きに、当事者でもないのに思わず気を揉んでしまいます。
そんな中、日経新聞で、その対照的な企業として、ソニーなどの大手企業が支援を競いあっている企業がオリンパスとの事を知り、かつて社内不祥事が報じられた割には、その違いに驚きます。
そこで、オリンパスが如何に注目されているのかを違う記事で知りましたが、一口に言ってオリンパスは圧倒的な強みを持つ事業を持っているとのことでした。
そこで、オリンパスが如何に注目されているのかを違う記事で知りましたが、一口に言ってオリンパスは圧倒的な強みを持つ事業を持っているとのことでした。
それは、カメラではなく内視鏡事業とのことで、世界シェアで75%を占める押しも押されぬ世界のトップブランドで高い収益力を持っているとの事。
また注目すべきは、オリンパスは内視鏡という「機器」(ハード面)を売っているだけではなく、むしろ医療機関や医療現場に深く入り込み、情報提供や技術指導などを行い、現場のドクターとの密接な関係を築いてきたネットワーク(ソフト面)があるからこそ「機器」も売れるとの事。
そして、重要な事は、そんな仕組みは一朝一夕には出来ないので、競合他社はオリンパスのシェアを切り崩すことが難しいとありました。
ブランドとしても輝いていて、また資産ともいえる医療現場とのネットワークを築いている、さらに医療機器分野は、将来性が高い事業を持つオリンパスだからこそ、名乗りを上げたそれぞれの企業が手に入れたいと思うのは当然のことだと結ばれていました(出典:大西 宏のマーケティング・エッセンス)。
これは、かなり参考になる話ではないでしょうか、如何に収益率を上げ、また同時に競合他社と競わない究極の「売れる仕組み」と言っても良いでしょう。
もちろん、自社に当てはめて同じような事をするのは容易なことではありませんが、イメージ出来る目標として、是非、常に意識しておきたいものです。
2012-09-15 04:48:01 | RSS