道しるべ
9/10 PDCA
9月ももう半ば、今期は10月末を決算日にしている関係上、期末を迎えて新事業年度の開始まで後1ヶ月半ほどしかないことになります。
とあり、この4段階を順次行って1周したら、最後のActを次のPDCAサイクルにつなげ、螺旋を描くように1周ごとにサイクルを向上(スパイラルアップ、spiral up)させて、継続的に業務改善する考え方です。
ここ最近思うことの1つは、同じ仕事でも職場における各自の創意工夫による個人技はおおいにけっこうとしても、別の言い方をすれば「個人プレー」の集合体とも言え、必ずしもそれだけで上手く行くほど今日の経営環境は甘く無いということです。
以前のエントリー(つなみてんでんこ)にも書いた様に、各自自由な行動が良い結果を生むのは、その前にお互いにどに行くのかの意思疎通があってこそであり、同じ方向を向いて仕事するためには、しっかりと「擦り合わせ」してこそ闊達な動きの中で成果が望めるものと思います。
そして、肝心なのはその意思疎通は、初めから出来上がっているものでなく、仕事の過程を通じてお互いに形成していくものであり、それでこそ初めて真に身に付いて行くものと考えます。
そこで、前回のエントリーのアルファベット文字つながりではありませんが、そのためには「品質管理」にあるPDCAサイクルという考え方が多いに参考になると思います。
この名称は、サイクルを構成する次の4段階の頭文字をつなげたもので、、、
• Plan(計画) :従来の実績や将来の予測などをもとにして業務計画を作成する
• Do(実施・実行) :計画に沿って業務を行う
• Check(点検・評価) :業務の実施が計画に沿っているかどうかを確認する
• Act(処置・改善) :実施が計画に沿っていない部分を調べて処置をする
ここで肝心なのは、個人がそれぞれで工夫するだけでなく、企業の仕事の仕組みとして「数字を共通言語」として全社的に取り組むことが大事だと言う事です、企業文化とも言えるでしょう。
例えば、JAL(日本航空)を再生させた稲盛和夫さんの経営手法である「アメーバ経営」もその精神を受け継いでいるでしょう。
ただ頑張るだけの「精神論」ではなく、皆がそれぞれの職務・職域で創意工夫をして、連携しながら会社トータル的に顧客にサービスを提供する事ができてこそ初めて、この厳しい市場環境の中でもお客様に支持して頂けるものと考えます。
是非にも、来期以降は「会社の仕組み作り」に傾注したいと思います。
2012-09-10 08:59:30 | RSS