道しるべ
8/30 凧の糸
早いもので8月も終わる頃になり、お盆までの繁忙期を何とか無事乗り越えて、心持ち少し落ち着いた気分になってくる時分です。
まずは、多少の不調者もありましたが、総じて社員さんには大過なく過ごせたことが何よりですし、私も一安心で、これも気分が少し落ち着く理由の1つでしょうか。
世の中には何事にもリズムや周期があり、いわゆる「緊張と緩和」などと例えられる様に、それが交互に作用しながら物事は進んでいくものと思いますが、今の時期は、繁忙期に比べ少しペースダウンですが、同時に次のステップへの助走期間とも言えると思います。
先にある目標に向かって、常に「緊張感」を持ってこその仕事だと、建前的にもそれは当然なことですが、裏を返せば、その緊張感は「先の目標・目的」があってからこそでもあります。
ちょうど、しっかりと風を受けて大空に雄々しく舞う「凧」を「目標・目的」と例えるなら、その「糸の張り」が「緊張感」に当たるでしょうか、正に「テンション」ですね。

私は、かつて、暫くの期間を通じて体調を崩した経験がありますが、その頃に正に「糸が切れた凧」の心境を味わったことがあります、経験して初めて身に滲みるのでしょうが、その時の言い難い辛さは今でも忘れられないでいます。
「糸が切れる」=「目標・目的を失う」ことが、どれだけ心身にダメージを与えるか、その事を思うと、多少の苦労はあっても明日につながる「目標」を持って仕事が出来ることがどれ程幸せな事か、また経営者に取ってその環境を用意することは、大きな「責務」であるとさえ思います。
会社経営視点の続きで言えば、「目標に向かって進む」か、それとも「市場から退場する」か、二者択一でその中間はありません、そのどちらを選択するかの覚悟が必要です、これは先代の背中から教えられた生き様であり、私の経験からの結論でもあります。
ちょうど、この10月が当社の決算月になりますので、ここ暫くは今夏までの仕事のまとめと整理、そして11月以降の来年の展開への計画作りや下準備など、やるべき事に絶え間がありません。
また気持ちを引き締めて取り組んで行きます。
2012-08-30 21:29:29 | RSS